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田嶋幸三氏による日本サッカー界への提言

先日、クロード・デュソー氏の日本サッカーへの提言をご紹介しましたが、今回はJFA専務理事である田嶋幸三氏の日本サッカー界への提言をご紹介します。

現在、田嶋氏はJFAアカデミーで「ディベート」の授業を取り入れて、サッカーから日本の教育の欠点、ひいては国際社会における日本社会の欠点にアプローチしています。

その田嶋氏が最近出された書籍が「言語技術」が日本のサッカーを変えるです。

JFAアカデミーのエリート教育の是非はありますが、私は田嶋氏の試みに強く共感しています。残念ながら、田嶋氏の書籍にまだ目を通していないので、田嶋氏の書籍の感想を伝えることは出来ませんが、私も予てから日本人の言語技術(コミュニケーション・スキル)は、サッカーに限らず生きていく上で必要不可欠なスキルだと伝えてきました。

そこで、FCバルセロナキッズキャンプ中のコーチと子どもたちのやり取りをちょっとご紹介したいと思います。

キッズキャンプではピッチ上のトレーニング以外に昼休みを利用してバルサコーチが先生となってスペイン語講座や戦術を学ぶ講座も行いました。

講義中バルサコーチが子どもたちに質問した際に、質問に答えた子どもに必ず「ポルケ?(どうして?)」と答えの理由を述べさせていました。

答えが正しくても、間違っていても子どもたちに自分の答えの理由を述べさせることは、スペインだけではなく欧米の教育では「当たり前」で、子どもたちに論理的思考を身につけさせることが重要だからと聞いています。

それに比べると日本では、サッカーに限らずスポーツシーンで未だに多くみかけるのが、「監督やコーチの指示に理解しても、しなくても「はい!」と返事をする子どもたち」「返事はするが監督やコーチに一切意見や反論をしない子どもたち」

日本サッカー界では『個性(ユニークさ)』を重要にしていますが、そもそも日本の教育や組織や文化が『同調性』を尊重する歴史である以上、「この矛盾をどうすれば克服出来るのか?」と考えていくことが私たちの役目でもあり、そういう点から田嶋氏の試みに強く共感しています。

ところで、バルサコーチやヨーロッパの指導者たちが日本の子どもたちを見て「日本人はテクニックは高い、でもサッカーは下手!」という意見が多かったことを以前ご紹介しました。

バルサコーチやヨーロッパの指導者たちから日本の子どもたちの「サッカーべた」と聞くたびに、日本人の「英語べた」と共通する部分があると私は考えています。

そこで、言語とサッカーという内容に関連して「日本人の英語べたとサッカーべた」にいてご紹介します。

日本人の英語力として、「インプット(読み・書き)は優秀、でもアウトプット(英会話)がダメ」と海外から来た英会話教師たちは評価しているそうです。

さらに、日本人の美意識として「完璧になってから」という意識があり、「完璧に英語で話せるようにならないとアウトプットしようとしない(英会話しようとしない)」ということも、英会話教師たちは日本人をするどく分析しています。

確かにイチローがアメリカに渡ってから全く英語を話しませんでした。(話せない訳ではありません)アメリカの小学校をイチローが訪問した際に日本語でスピーチをした最後に「英語を完璧にマスターしてからまた君たちと会いたい。」とイチローが言ったそうです。完璧主義のイチローらしいコメントでした。

イチローに限らず、日本人の美意識である『完璧主義』と関連しているのでしょう。

話をサッカーに戻して、日本のジュニアサッカーの指導方針として「戦術の指導は戦術を理解出来る中学生年代になってから」があります。バルサコーチやヨーロッパの指導者たちが日本の指導方針に首を傾げ、さらに日本の指導者たちが盲目的に指導方針をなぜ受け入れるのか疑問に思っていることを以前ご紹介しました。

『なぜ子どもたちに戦術を指導しないのか?』というバルサコーチやヨーロッパの指導者たちの疑問に誤解を恐れずに回答すると、『サッカーをサッカーらしく行うためには、完璧なテクニックを身に付けてから』という日本人の美意識である完璧主義が少なからず悪い影響を与えているのだろう・・・と。

完璧に英語を話せるようにならないと話したがらない日本人。
完璧なテクニックを身に付けてから子どもたちにサッカーをさせようとする日本サッカー。

私は日本人の美意識である完璧主義を否定している訳ではありません。日本人の美意識をどう日本サッカーに応用すれば良いのか?と常に考えています。

余談ですが、みなさんベストキッドという映画をご存知ですか?

いじめられっ子でガリガリのアメリカ人のダニエルが、日本人のミヤギさんから教えてもらったカラテを通して成長していく姿を描いた青春映画。

その第1作目のベストキッドで面白かったのは、カラテを教えてもらいたかったダニエルにミヤギさんがまず指導したのが、ペンキぬり、車のワックスがけ、床みがき・・・。いつまでもカラテを教えてくれないミヤギさんに抗議するが、ミヤギがダニエルに拳をつきだすと、反射的に防禦していた。単純な作業によって知らず知らずのうちに、基本的な防禦の構えを取得していた・・・というシーンをみなさん覚えていますか?

本物のカラテをすぐ指導せず、なぜかカラテ以外のトレーニングをさせるミヤギさんの指導方法に多くの日本人が共感したと思いますが、「一見無意味に思えることの中にも意味を見出す」という日本人の美意識なんでしょうね。

私は現役時代「この無意味に思えるトレーニングには意味があるんだ」と無理やり信じてトレーニングを行ってましたが、今振り返ればやっぱり無意味なトレーニングの方が多かった気がします。

いわゆる、トレーニングのためのトレーニング。

だからこそ、『子どもたちに意味のあるトレーニングをさせて、ゲームを楽しませてあげたい!』という気持ちが人一倍強いのかもしれません。

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